StartupWeekend 体験記
StartupWeekend なるものが地元の滋賀県守山市であったので、行って来ました。
StartupWeekendというのは、起業イベントです。
起業するための潜在能力を身に付けるというものです。
いつでも起業できるように心の準備をするというか、
就職・転職の中に自分で起業するっていう選択肢もあるよってことを
教えてくれる場所です。
敷居が低くて、本当に誰でも参加できます。
参加形態もいろいろあります。
・フル参戦;8000円で金曜日夜~日曜日夜まで、2日半通しで起業ネタを練る(途中抜けは自由)
・金曜日夜だけ見学;2000円
・日曜日夜だけ見学;3000円
などなど。
わたしはフル参戦いたしました。
フル参戦すると、
初日に起業ネタを個人でプレゼン → チームを組む → 日曜日に最終プレゼン → 審査員評価 → 優勝チームを決定
という流れになります。
ちなみに、参加理由は次のような感じ。
<参加理由 1 >
私は自分でお金稼いでみたいなーって思っていたから。
お給料もらうのじゃなくて、自分でお金を稼いでみたいわけです。
どっちでも自分にお金が入ればいいじゃんって考えもあると思いますが、
お金っていう可視化された形で
自分がお客さんからダイレクトに評価を受ける
という所がお給料もらうのとは違うんじゃないかなーと思ってます。
まだ実行できてないので、わからないのですが。
<参加理由 2 >
実際に起業するって一人じゃ自信がなくて、
誰か助けてくれる人と巡り合えるのではないかしらという打算。
結論。参加理由1・2のどちらの意味でも、参加した価値はありました。
細かいことは、後ろの方で書くとして、、、
つづいて、私が個人でプレゼンした内容。
<個人プレゼン>
StartupWeekendは3日間にわたるイベントなのですが、
1日目に自分がどんな事業をしたいのかを参加者の前でプレゼン(ピッチ)します。
私のプレゼン内容はこんな感じ。
「STORY農園」
こだわりの農産物を消費者に届けたい。
実は、農家って個人でやるのが難しくなってきていて、会社で大規模化した生産をするというのが、常套手段になりつつあります。
ところが、小さい農家こそ、自由に自分たちのこだわりで良い物を作っていたりします。
そういう農家さんが、もっと正当に評価されるように、農家さんの思いとか、生産方法とかがちゃんと伝わる農産物の販売をする事業をやりたいです。
こんなネタで、何とか賛同者を得ることができまして、
チームを組むことができました。
※プレゼン(ピッチ)しても、そのネタに賛同してくれる仲間が見つからなければ、そのネタは没になります。チームで起業するというのがStartupWeekendのコンセプトの一つだから、一人で最終プレゼンに向けてやるってのは無しです。故に、自分のネタが没になった場合は、他人のチームに入るorイベント自体から離脱、となります。
今回は、
私のチームを含め、4つのチームが出来上がりました。
たった3日間ですが、ネットでアンケートしたり、お店の人に話聞きに行ったりして、最終プレゼンに向けて準備をします。
結構面白かったです。
知らない人にいっぱい会える刺激とか、人前でプレゼンする緊張感とか。
私は、自分が持ち込んだネタで、人を集めて、チームを作ったわけなのですが、、、
チームでやると、、、
だんだん私の当初のプランは消えていく(笑)。
(チームの方は私の意志を大切にしてくださるのですが、それでも少しずつズレていくんです。不思議と。)
予想通りといえば予想通りなのですが、
なんだかなーって不満は沸々としてしまうわけです。
組織とかチームでは、付きものとわかってはいたことですが、
最近そういうのもに触れてなかったので、新鮮でした。
私の場合、自分の持ちネタでチームを組んだというところが、収穫(良い経験)だったと思います。
自分を主にして何かをやってみるという体験ができました。
自分の持ち込んだネタでチームを作ったからこそ、
結果として、自分が主でも、自分が中心である必要はないかもって思うことができました。
分かりにくい日本語で申し訳ないですが。
自分のネタに、このイベントで会った赤の他人の皆さん(4名)が協力してくださったんです。これってすごいなと思うわけです。
私も、起業ネタはなんとなく考えたものの、ビジネスモデルとかのディティールは詰めてなかったし、そういうところはかなりチーム頼みでした。
だから、私の発案とは言えど、あんまり私自身が作り上げるって感じではない。
そもそもStartupWeekendって、チームの力を使うのがコンセプトの一つだからそれでいい。
しかも、人ってやっぱ仲間がいると強くなって、行動力が増す。
私は実は、この4月(2019年4月)から、「農業関係でなんかしたいなー」って思いながら、半年もの間、無職でふわふわしてたんです。
それが、このイベントの3日間だけで、顧客アンケートとか、農家さんへの聞き込みとか、急にできたんです。
そういう訳で、自分の思い通りになるかは、割と優先順位が低くて、
だいたい方向性があってれば、
他人の意見がどんどん入っていい。
それより、他人とやることで出てくる力(加速とか、ラテラルな広がりとか)
に委ねることの方が大事かなと思いました。
こだわるところはこだわりますけどね。
また最終プレゼンは、結構多くの方に見ていただけます。30人くらい?
開催地によって人数は違うと思いますが、人の目に自分が触れる事になるのは間違いありません。
その結果、 興味を持ってくださった方が、話しかけてきてくださって、
<参加理由 2 >の思惑通り、協力者を見つけることができました。
しかも、イベント限定でなくて、今後も続きそうなお付き合いが生まれました。
あと、最終プレゼンの審査をしてくださる方々は、ご自身で起業された方が多いです。
だから、「ちゃんとお金が稼ぐことができる事業なのか」という視点で評価してくださいます。
私のチーム場合は、顧客のことを調べきれてないあたりを突っ込まれました。
あーお金稼ぐって甘くないんだなーって、ちゃんと感じることができました。
こういう訳で<参加理由 1 >も満たされたかなと思います。部分的にですが。
ちなみに、
イベントの全体の結果としては、大人が組んだ3チームが、小学生が組んだチームに負けました!!
小学生強し!
大人は余分なこと考えすぎ。
以上、StartupWeekend体験記でした。