ブログ・コサワ

日常の気づきと、真面目の向こう側の笑い。

インドカレー

みなさま、ごきげんよう

コサワです。

 

フレッシュな情報を発信するのが

ブログのセオリーと思われるところ、

 

一か月ほど前の話。

 

 

インドカレーを食べに行った。

 

なんだか最近

カレーをおいしく感じにくくなっていて

 

(さすがに20歳のころとは、

 胃も変わってる。)

 

サラサラ系のカレーを

食べたくなったのだ。


それで、

人におススメの店を聞いて行った。

 

 

が、

挫折した。

 


まったく日本人に歩み寄らない

インドカレー

 

平日の昼、

 

常連と思われる人で
店は混んでいて、

 

みんなもくもくと食べている。

 

私の後から来た二人組は
初来店らしかったが、

 

その二人も

「うまい、うまい」と

言いながら食べている。

 

あっという間に完食して
私より先に店を去った。

 

一方、
皿に残るカレーを見つめて、
ちびちび食べる私。

 

わからない。

 

食べてるうちに

美味しく感じるのだろうか

と思って、

 

がんばってみたが、
わからない。

 

次々に人が来店して
みんな、うまそうに食べるが

 

私は、このカレーのうまさが

わからない。

 

申し訳ないなと思いながら
4分の1ほど

皿に残して店を出た。

 

 


帰路、歩きながら

 

ちょっとは日本人好みの味に

歩み寄ってくれても

いいのになぁとか、

 

いやでも、

あの店はアレが

人気なんだもんねとか、

 

ふにゃふにゃ考えた。

 

まぁ誰かに

そのうち話すネタになったなら

カレーに使った1000円も

価値があるよねと

 

出費を肯定的に処理しようとしたりもした。

 

 

そして、

ぐるぐる思ううちに、

 

「あのカレーに、私はなるんだよね。」

 

と思った。

 


みんなに好かれたいと

ついつい思ってしまうが

 

そろそろ、
いい意味であきらめる時だなと。
 

 

あのカレーぐらい潔く、

 

去る者は去るのをわかって、

 

自分が出したい味で、

立っていたいよね、と
 
思った。

 

 


で、一か月近く経って、

今日、やっぱり思う。

 

私は、あのカレー。

 


本当に細々と

始めたライター業。


万人受けしなくても、

それはそれでいい。

 


常連客にとっては、

 

あの店が

日本人好みの味に

歩み寄ってはしまっては、

 

とんだ災難だ。

 

 

我が味で、繁盛店になろう。