ブログ・コサワ

日常の気づきと、真面目の向こう側の笑い。

青天を衝け

ごきげんよう、コサワです。

 

今年は、大河ドラマを見てました。

 

毎年、話が複雑になってきたところで

挫折するのですが、

 

『晴天を衝け』は

全話ではないけど、

ずっと見続けることができました。

 

その最終回。

 

主人公の渋沢栄一は、

もう相当おじいちゃん。

 

でも、

第一線を退いたあとも、

すごいエネルギーで働く。

 

老いぼれになったって、渋沢栄一ともあろう人間。

 

周りがほうっておかないから、

訪問者もいっぱい。

 

91歳になっても、ラジオ出演の依頼がくる。

 

放送内容は、

中国への募金の呼びかけ。

 

規格外の大雨による水害で、中国は混乱していた。

でも、日本は中国に対して敵意も持っている。

 

そんな中、

渋沢が国民に訴えたのは、

 

みんなが幸せでいるのが、

一番いいのだということ。

 

困っている人がいたら助ける。

 

助け合って、人は生きていく。

 

中国への募金にどうか協力を。

 

 

 

 

どうも私のブログで書くと

言葉の重みが抜けてしまう気もするけれど、

 

人は、良くも悪くも

どこまでも共同体なのだと思う。

 

顔の見える相手のことは気遣えても、

顔の見えない人のことまでは気持ちが及ばず、

 

安い物を買う。

ぽいぽいゴミを捨てる。

 

そういうところから、

少しずつ卒業したい。

 

 

農業してた時の上司が言っていた。

 

 

「(前の仕事で)

 中国の工場に無理な注文をするとき、

 違和感を感じた。

 

 顔が見える相手には

 心が痛んでできないような発注。

 

 なのに、なぜか中国の工場相手だとできてしまう。

 

 それはおかしいなと、俺はピンときた。」

 

 

 

 

なんかおかしくない?

という感覚を持つのは疲れるけど、

その感覚をスルーすればするほど、

 

また、なんかおかしくない?

という出来事が増えていく。

 

 

 

渋沢の集めた募金は、

政府の足止めで中国へは届かなかったらしい。

 

渋沢は社会に尽力したけれど、

水の泡になった努力も多かったらしい。

 

 

でも、

自分がおかしいと思ったことは、

ごまかさないで、良くなる方向を探す。

 

それが、

みんながいい、みんなが幸せをつくる

っていうことなのかな。