『作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首』
古典に最近、興味が湧いてきた。
しかし、文系なのに、文系科目が大っ嫌いなので、急に古典なんか、読めない。。。
そこでいい本を発見。
河出出版の『作家と楽しむ古典』。
古事記、源氏物語、竹取物語などなど、、、古典の名作を小説家が現代語訳したものが、河出出版から出版されている。
現代語訳されているのだから、きっとこれも、頑張れば読めるはずだけど、、、
、、、超分厚い。
見ただけで、挫折。
で、『作家と楽しむ古典』シリーズに出会った。
この本では、
超長い現代語訳(すごい大仕事)をされた、作家さんが、
「私が現代語訳した作品のおもしろいところは、こういうところなのよ~」
というのを小学生にもわかるように説明してくれている。
古典作品の超々入門書。
以下、読書メモ。
・読み解き「般若心経」 伊藤比呂美
↑読んでみたい
・森見登美彦 の解釈の深さに脱帽。
竹取物語の中の、セリフ
「うべ、かぐや姫好(この)もしがりたまふにこそありけれ」
森見訳
「ははーん、さすが、かぐや姫が欲しがられるだけのことはあるなあ」
直訳では、「うべ」は「なるほど」の意。でも、そこにこのセリフの話者の優越感とか、感心とか、そういう感情がのった「ははーん」ていう言葉を引っ張り出してくるのがすごい。
・古事記
天皇の話。
・六月晦大祓(みなづきのつごもりのおおはらえ)
大祓の儀式 っていうのがあって、
その儀式で、大祓(祓うべき罪として、人間がやっちゃダメなこと)をチャラにしてくれる。
・万世一系(ばんせいっけい)
永久に続いていく家系として、天皇家を賛美する言葉
・古事記の中に読み取れる日本的考え方
・日本的には、「世界はなった」という。世界というものは、勝手に生まれてきたという認識。
・キリスト教的には、「世界は(神様が)作った」という。想像主がハッキリしている。